脳は取扱方で衰えないどころか50代から冴えてくる
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最終更新日:2017/07/02
健康と美容
50代を過ぎたおばちゃん達の会話で多いのが、「物忘れが増えた」「人の名前が思い出せない」「年を取ると脳も老化してくるわね」等です。でも、脳は実は50代から冴えてくるのです。
若くてもよく物忘れをする人はいるし、人の名前は聞いてもすぐ忘れるという人はいます。 私は若い時から記憶力は悪いし、人の名前は2度3度聞いても覚えられない事も多かったし、学校の宿題もよく忘れていました。(笑)
つまり、そういった現象は年を取って老化したからではないのです。
しかし最近、年寄り達には「脳トレ」の言葉がはやっていて、体を動かす事と頭を使う運動を同時にやると、脳が活性化して「痴呆」を防げる、と思っているようです。 まあ 間違いではないけれど、 「実は脳は年を取っても衰える事はないのです。」 と脳科学の専門家は言っています。
それによると、脳を活性化するには 「脳トレ」よりも「脳の取り扱い方」 だそうです。 脳の取り扱い方とは、一日の生活の中で脳がきちんと働くための暮し方をする ということです。
それで、脳を支える四つの「ホルモン」が分泌されれば、脳が活性化していくと言うのです。
その四つの「ホルモン」とは、①メラトニン、②セロトニン、③ドーパミン、④ノルアドレナリン、の四つのホルモンです。
この四つのホルモンは、生活習慣によって何歳からでも増やせるのです。
では具体的にそのホルモンを増やすにはどうしたら良いか というと、
①メラトニンホルモンは、早寝をすることです。このホルモンは記憶力や、発想力の源で、このホルモンが分泌加速する時間は、午後10時~午前2時なので、この時間は眠っていて欲しいのです。10時に寝るのが無理なら、0時には就寝するようにしましょう。また、スマホなどから発せられる光(ブルーライト)は、視神経を刺激してホルモン分泌を阻害するので、寝る1時間前にはOFにする事が大切です。
②セロトニンホルモンは、網膜に朝日が当たると出てくるホルモンで、このホルモンが分泌されると、脳は一気に活性化され「やる気」が湧いてきます。(だから本を読んだり勉強がやり易いのは朝なのですね) セロトニンホルモンが脳内に溢れてから、平均15時間後に「メラニンホルモン」 の生産が始まります。 たとえば朝6時に起きたら 夜9時過ぎに寝ると良いという事です。ですから早寝早起きは セットで実践する事ですね。
③ドーパミンホルモンは、好奇心や意欲を作り出すホルモンです。
④ノルアドレナリン は集中力を作り出すホルモンです。 この③と④の二つのホルモンが分泌されるのは、汗ばむ程度の 有酸素運動をすることです。 おすめは、ウオーキングです。歩く事で足裏が刺激されて、それが脳への刺激として伝わり、ホルモン分泌を促します。
足裏刺激で脳が磨かれるもう一つのコツは、足裏を磨くことです。 入浴時に、専用ブラシかタワシで石鹸をつけて、足裏全体を磨くと血中酸素濃度が上がり、毛細血管が活性化され、脳の毛細血管が活性化されます。
そしてそれに加えて、それらのホルモンを作る材料の 「アミノ酸」や「ビタミンB群」「葉酸」 などの栄養素をしっかり摂る事も大切です。
では、脳が活性化すれば 中高年の物忘れが減るかというと、ちょっと違います。 脳科学的には 20代までの脳は、がむしゃらにデータを収集し、単純に記憶していく時期で、記憶力がいいのですが、40代に入るとその「単純記憶力」は低下し、「連想記憶力」が主役となっていきます。このタイミングで脳は単純記憶で蓄えた情報の中で、不要なデータを放出します。
その結果思い出せない事が増えるというわけです。
ですから物忘れは脳が次のステージに進化した証拠です。 もっとすごい脳の力が発揮できるようになるのです。
だから脳を正しく取り扱っていけば、脳の機能は理論上は 112歳まで進化し続けるということです。
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