砂糖と炭水化物は寿命を縮める
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最終更新日:2017/07/02
健康と美容
『砂糖をやめれば10歳若返る』 という本を読んで知り得た事を書いてみました。
この本は、「白澤卓二」という人の著書です。彼は、医学博士で、老化防止研究者です。
たばこやお酒が体に有害性のある事は大抵の人は知っています。これと同じ位気をつけなけなければならない有害物を、私達は毎日食べています。
それは、「マイルドドラッグ」の 「砂糖」です。
日本人の主食は「白米」ですが、 この白米の主成分が「炭水化物」で、「砂糖」と同じ糖質の一種です。 だから、主食は「白米」をやめて、雑穀や玄米にすると良いのです。
雑穀も玄米も炭水化物は含まれているけれど、それより 「ビタミン」や「ミネラル」「食物繊維」が豊富に含まれているので、体に良いのです。
砂糖をはじめ、マイルドドラッグについては一般の人は『ドラッグ(麻薬)』だという認識がないのです。 だから食べすぎて中毒に陥ってしまう。 チョコレート、ケーキ、スイーツ これらを食べていることこそ、砂糖中毒に陥っているのです。
食べ物は「精製」されていない物の方がずっと良いですが、精製されていない食べ物の中でも、もっともバランスが良いものは「発酵食品」です。 塩の代わりに 塩麹、 砂糖の代わりに 麹です。
マイルドドラッグ=口当たりが良い食べ物、(砂糖)
ジャンクフード=高カロリー・低栄養価のインスタント食品、スナック菓子やパン (中毒性の高い加工された食べ物、 脂肪、砂糖、塩、精製された物がたくさん入っている)
マイルドドラッグの中心となっている 「砂糖」「油」「塩」は、老化を進行し、病気を招く[危険因子]でもある。 中毒をそのまま放置しておくと、老化が速まり、生活習慣病の リスクが高まり、脳卒中、心筋梗塞、認知症、のリスクが高まるのです。
それを食い止めるには、マイルドドラッグに打ち勝つ事、40歳を過ぎたらマイルドドラッグの誘惑を乗り越え、ジャンクフードから サヨナラすることです。
次のような人は気を付けてください。
○ イライラすると甘い物が食べたくなる。(砂糖中毒のはじまり)
○ ラーメンを食べずにいられない。(脂と塩のダブル中毒です)
○ カレーライス、丼物、ラーメンライス、が ランチの定番。
○ 無性にチョコレートが食べたくなる時がある。(砂糖中毒に脂も入っている)
○ 甘い炭酸飲料水を週に2~3回飲んでしまう。(砂糖中毒とカフェイン中毒)
○ ハンバーガーや、ドーナツをよく食べる。
○ 何にでも お醤油をかけてしまう。 以上の事柄は止めないと危険です。
脂肪が多く高カロリーで魅力的な食べ物や、ジャンクフードが中毒物質になるという事ですね。
理想は江戸時代です。 江戸時代は精製されたものはありませんでした。 江戸時代に回帰すれば、食品添加物なども存在せず食べ物の腐敗を防ぐために、発酵食品を用い、季節の旬の食べ物を食べるのが基本です。
もともと江戸時代には、今ほど精製された砂糖はありませんでした。また白砂糖ほど糖質の割合が高い甘味料はなかったでしょう、当時甘味料として用いられていたのは、麦芽を発酵させたアメや、米を発酵させた甘酒、甘茶などです。
ところが砂糖の精製技術が進むと共に濃度の高い砂糖が市場に溢れ、それと同時に砂糖中毒を増やしていった。 砂糖が甘味料として利用されるようになったのは、16世紀になってからです。 それでも1900年代前半までは、砂糖の消費量はそれほど急激に増加していませんでした。そして高度経済成長期以降に日本の食生活は、がらりと変わりました。
老化予防、病気予防、砂糖中毒からの脱却をするには、炭水化物の摂取量を控え、質の良い「たんぱく質」をとることです。
ご飯、パン、麺類などの穀類と、イモ類を控え、赤身の肉、魚貝類、卵、大豆、大豆製品、などで「たんぱく質」をとり、野菜、きのこ類、海藻類、なども不足しないようにすることが大切です。
もちろん、スナック菓子、ハンバーガー、ラーメン、カレー、などの炭水化物たっぷりの食べ物は厳禁です。
『白澤式ケトン食』 として、とらない方が良い食べ物としての 7種
① 甘いお菓子(ケーキ、シュークリーム、チョコレート、クッキー、和菓子、ゼリー) 等。
② スナック菓子(ポテトチップスなど揚げている物で脂質と炭水化物が多い物)。
③ ファーストフード(ハンバーガー、チキンナゲット、フライドポテト)等。
④ パン類(菓子パン、白い食パン)等。
⑤ 牛丼、かつ丼、親子丼、カレー、チャーハン など単品食。
⑥ ラーメン(脂質、炭水化物、塩分の取り過ぎ)
⑦ 白砂糖、食塩
食事の時守って欲しい 7カ条
① 朝食を 野菜ジュースにする。
② 自然で取れた食べ物を中心の食事にする。
③ 発酵商品を積極的にとる。
④ 食事の食べる順序は、野菜から食べるようにする(血糖値の急上昇を抑える)。
⑤ よく噛んでゆっくり時間をかけて食べる。
⑥ 腹7分目。
⑦ 外食の時は、食べ放題、飲み放題にしない。ご飯は半分残す。
以上の事柄をすべて守って、楽しく食生活をして頂ければ 幸せを得られますよ。
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