痴呆症とはすべての人がなる病気
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健康と美容
先日、「80歳の壁」という本を読んだ。この中で言っていた事で、一つだけ気になる嫌な文面があった。それは、痴呆症は老化現象であって、全ての人がなるのだという。だから長生きをすればするほどそのパーセンテージは100に近づいて行くので、95歳では80%だという。
だから痴呆にならずに亡くなった人は、発症する前に亡くなったことであって、もう少し長く生きたら発症していただろう。ということでした。
これにはショックを受けました。私も既に80歳ですからこんなことを聞いたら長生きはしたくないですね。この辺で死にたいと思ってしまいました。
しかし、100歳以上生きて亡くなった人でも最後まで呆けずに正常な人もいます。そういう人は痴呆を遅らせる、脳を活性化させる事をし続けてきた人であろうと思います。
では、どんなことをすれば脳を活性化させ痴呆を遅らせる事が出来るのか少し調べてみました。
前頭葉
大脳の前方に「前頭葉」というのがあって、この部分は運動、言語、思考などをつかさどっている。だからこの前頭葉が弱ると現れる症状は、自分の位置の見積もりが出来ない、物を使用する工夫が出来ない、行動の先読みが出来ない、ことである。
そして前頭葉は、司る領域によって更に「前頭連合野」「ブローカ野」「運動前野」「補足運動野」「前頭眼野」「一次運動野」に分けられる。この各領域は、担っている機能が異なるため障害によって引き起こされる症状も異なる、ということでした。
という事で、痴呆の症状を起きにくくするためには、まずは前頭葉を効果的に鍛える事である。その方法には精神と運動活動を刺激し、訓練により脳の中枢が活性化されることである。そして、「物事を記憶する能力」「考える能力」「行動や感情をコントロールする能力」「コミュニケーションする能力」がついてくる。
鍛え方
前頭葉を鍛える方法も色々あるので書いてみます。
① 有酸素運動をする。・・・ウオーキング、エアロビクス、サイクリング、水泳、など長時間継続して行う運動を1日30分位やる。30分は15分づつ2回とか10分づつ3回にわけてもよい。
② 掃除や雑用をする。・・・掃除や雑用をすることは、決まった作業手順はありませんが、作業は一定の時間にやり終えたいという段取りを考える。
③ 段取りを考えて料理をする。
④ 音読する。・・・ただ読書をするのではなく、音読で前頭葉が刺激される。文字識別、意味の理解、音声を出す、の作用を一度にやるので前頭葉が刺激されるのです。
⑤ 漢字の書き取りをする。 ⑥ 暗算をする。 ⑦ 計画を立てて実行する。
⑧ 新しいことを始める。 ⑨ 背筋を伸ばす。 ⑩ 受動的にならない。・・・ 受動的にならないとは、周りの生活環境に消極的にならないことや、物事に対して否定的にならない様にする。
⑪ 脳トレゲームをする。 ⑫ 瞑想をする。 等です毎日のんびりぐうたらしない事です。
認知症の予防食材
大豆、豚肉、牛肉、鶏肉、卵は、脳を若返らせる成分が含まれているので、特に大豆は食べると良いです。
抗酸化力の高い物を毎日食べる。抗酸化物質には、ポリフェノール、カロテノイド、ビタミンC,ビタミンE、があります。
以上の様に毎日のんびり何も変化の無い過ごし方ではなく、年を取っても頭や体を使って忙しく過ごすことが良い事です。
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