認知症予防は脳のゴミ排除と運動をすること
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最終更新日:2017/07/31
健康と美容
人の寿命は延びてきました、そこで健康と長生きは誰でも望む事ですが、認知症になってはこまります。 これが一番心配ですね。
なぜ、認知症になるのか、その原因はいろいろありますし、いろいろ言われております。また予防もいろいろありますが、やはり認知症の原因は脳に「ゴミ」が溜る事が一番の原因と思われます。
アミロイドβ
脳のゴミとは、「アミロイドβ」という蛋白質のことですが、年をとると この「アミロイドβ」が脳に蓄積されやすくなってくるので、これを蓄積させないように常に取り除かなければなりません。
正常の人も「アミロイドβ」は作られていますが、 これが正常の人の1に対して認知症の人は25倍であるというわけです。 だから この脳のゴミ 「アミロイドβ」が溜らない様に常に捨てなくてはならないわけです。
ところが身体のある部分の動きを悪くすると、脳のゴミ「アミロイドβ」が捨てられなくなると言う事です。 その動きとは、血管の拍動(つまり脈拍の事)です。
この血管の拍動の衰えが、「アミロイドβ」 を外へ出せなくなるという事です。 それは 運動不足と、ぐうたらな生活が原因すると言われます。
だから何もせず「くっちゃ寝 くっちゃ寝」の生活は認知症になりやすくなる、ということですね。 これは何となく分かるような気がしますね。
それから、ある栄養素が血管の拍動を活発にするとの事ですが、その栄養素は「レスベラトロール」 というもので、ぶどうの皮やピーナッツの薄皮に含まれているといわれています。
ですから ピーナッツを一日に10~20粒位食べてウオーキングを10分やると 「アミロイドβ」を外に出す事が出来るらしいです。 ただウオーキング10分では、運動量としては少ないと思います。 そこで歩く事について少し補足します。
歩き方の新事実
歩く事については、他の健康の面でもいろいろ良いという事は、聞いていると思います。 筋トレとか有酸素運動は、大切と言われていますが、もし どうしてもそういった運動を出来ない人は歩くだけでも良いと言われております。
以前は一日一万歩は歩かなくてはならない、と言われていましたが、しかしそれは古い話です。 今は逆に一万歩は歩き過ぎになって、害になるという事です。
長寿の歩き方を決めたウオーキングは、常識として一万歩は やってはいけないといわれました。 運動のしすぎは、病気のリスクも上がるというものです。
それで人口17000人で調査しました。やり方は、一年間一日24時間 365日計測器をつけての調査です。 それによると普段どの位歩いているのかというと、
会社員で5000歩、主婦で4000歩、シニアで2000歩 です との事。
新常識では一日8000歩 歩くのが良いとされ、その内20分は早歩きに相当するものが ある事となっています。 また、8000歩以上歩くと良い結果は無くなって、ストレスになってしまうので、免疫力は低下するということです。
8000歩は年齢に関係ありません。 詳しく歩数による健康への影響を見ると
骨粗鬆予防 7000歩(内早歩き15分)
脳卒中、認知症予防 5000歩(内早歩き7分)
うつ病、寝たきり予防 4000歩(内早歩き5分)
高血圧、糖尿病予防 8000歩(内早歩き20分)
となっていますが、歩けない人は、足踏みだけでも良いとのことです。 その場合は家の中で、歩く様に足踏みをしてください。
という事で、認知症予防には 5000歩のウオーキングが運動として必要です。
認知症予防には、脳のゴミ排除と ウオーキングをすることが必要なのです。
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