人は44歳と60歳の2回老化のピークがある

公開日: : 最終更新日:2024/09/09 健康と美容

024/9/6 の朝のテレビ番組で、驚きの話をききました。それは


「44歳と60歳に一気に老化が進む」という最新研究の話でした。


老化は徐々に進むものと思われていたことが、そうではなくて44歳と60歳の2回老化のピークが来る、という。


この朝の番組で、このお話をしてくれた人は、慶応義塾大学予防医療センターの特任教授、伊藤裕医学博士でした。


 


44歳と60歳に一体何がおきるのか?


この研究は、米スタンフォード大学とシンガポールの南洋理工大学の研究チームが、科学誌ネイチャー・エイジングに発表されたもので、この研究の対象としたのは、米カリフォルニア州在住の25~75歳の健康な男女108人を、3~6か月ごとに数年間に渡って血液検査や、便、皮膚、鼻咽頭の粘膜採取等の検査を行ったもの


その結果、老化は徐々に進行しているわけではなく、44歳と60歳の二回急激に老化が進む時期があることが分かったのです。 その理由として 


この両方の年代で、組織をつなぎとめる蛋白質が変化して、そのために皮膚や筋肉や心血管系の変化が起きる。  それによって老化に繋がるということです。


更に60歳を過ぎると疾病リスクも高くなり、心疾患系の疾患や腎臓病、2型糖尿病にかかりやすくなることも分かったのです。


そこで、44歳と60歳の老化が進む時期に近づいたら、飲酒量を減らして運動量を増すなど、ライフスタイルを変える必要があります。


 


では、44歳と60歳に差し掛かる変化についてどの様なことが起こってくるのか


 


【44歳で見られる変化】


(ホルモンのバランスの変化)


44歳前後になると女性は更年期に突入し、エストロゲン(女性ホルモン)の減少が始まります。これにより肌の乾燥や弾力の低下が顕著になり、皺やたるみが増加する傾向にあります。 男性もまたテストステロン(男性ホルモン)の分泌が減少し、筋肉量の低下や脂肪の蓄積が進みやすくなります。


(代謝機能の低下)


44歳になるとカフェインやアルコールの代謝が低下し、血糖値の管理が難しくなります、これにより体重増加や内臓脂肪の蓄積が進行しやすく、見た目にも影響を及ぼします。


【60歳で見られる変化】


(免疫機能の変化)


60歳前後になると動脈硬化が増加し、炎症を引き起こす物質が蓄積しやすくなり、これにより皺やたるみが一層目立つようになり、皮膚の再生力も低下します。


(循環器系の変化)


60歳を過ぎると動脈硬化や高血圧などのリスクが急激に増加します。 これらの健康リスクは肌の色や血行にも影響を与え、顔色が悪くみえたり、クスミが増えたりする原因となります。


これらの変化が外見に与える影響は非常に大きく、放置しておくと老化の進行が加速します。


 


しかし、現代の研究ではこの老化の進行を遅らせたり、見た目を若々しく保つための多くの選択肢があります。 また行動パターンで、ある程度変えられます。 例えば次のような心掛けが必要です。


バランスの取れた食事を心掛ける。 全体的に栄養バランスの良い食事を摂ることが老化を遅らせるカギ、なので、肥満を恐れず何でも好きなだけ食べる事、ただ過剰な糖分や加工食品の摂取は控えた方が良い。


適度な運動を続ける。運動は老化の進行を遅らせる効果がある。(有酸素運動と筋力トレーニング)を組み合わせるとよい。


頑固にならない。 頑固にならず人の話を聞くことは、認知力の衰えを防ぐ。


4,自分の好きな事をする。 リズム、ペースを守りストレスのない生活をすることが良い。(趣味を持ったり、ペットを飼う)


5,挑戦すること。これは必要です。(出来ない、と思わないで興味を持った事はやってみる) また、ワクワクする事をする。(ボランテアをする、 推しを持つ)


6,十分な睡眠を取る。ことは、やはり必要です。


 


まだ60歳前の人、必ず老化はきます。 60歳をとうに過ぎた人、老化は生きていく間続くでしょう。 けれど命を大切にしながら、自分の好きなように、ストレスをためないように、好きなものを食べて、ワクワクする事をして、自分の思うままに生きることが大切なのです。 他人に気を遣ったり、遠慮をする必要はありません。


 


 


 


 

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