謙遜はしなくていい、する必要はない
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生活
日本人はもっと自分をアピールした方がよい
齋藤孝はこのようなことを言っています。
「無駄な謙遜はしない」
「ネガティブな言葉はストップする」
「自分で自分を評価しない」
ということばですが、この三つはだいたい同じような意味にもなります。そしてこれらは私のお気に入りのことばです。私も本当にそう思っているからです。でもこれらは特に日本人に注意してほしいことだと思います。
なぜかと言うと、日本人にとって謙遜は良い習慣になっているからです。控えめな態度で偉そうにしないことは、相手に良い印象を与えると思っています。まあ、それは多少必要かもしれませんが、自分の気持ちに噓を言ってることでもあります。
例えば、何かに大変優れている人が他人にそれを褒められたとき、必ずこう言います「いいえ、そんなことはありません。わたしなんか駄目です」 等と謙遜するわけです。でも本当はそんな風に思っていません。自分でも優越感は感じている筈です。だから嘘をついている事になります。
だからそんな風に否定などせずに、認めればよいのです。でも日本人は謙遜することが礼儀だと思っているのです。これは決して得にはなりません。
「自分で自分を評価しない」 ということも、謙遜と同じ様なものです。例えばこんな風にです
「私は頭が悪いのです」「才能のない人間です」「不器用で何も出来ません」「自分に点数を付けたら50点以下です」 などと誇らしく言うのです。これには呆れます。
自分を見下げたら救われません。才能の無い人間なんて一人もいないのです。神様は全ての人に必ず一つ以上の才能を与えてくださっています。
そして、「ネガティブな言葉」とは、何につけても良いことは言わないで、その逆の事を言うのです。「私なんかに出来ない」とか、「もう駄目だ」とか、「負けるに決まってる」とかです。
こういう言葉は言いたくなる時はあるけど、そういうネガティブの言葉を言うと、本当にその通りになるのです。自分でそう思ったり言ったりすると、脳がそれを望んでいると思ってキャッチしてしまうのです。これは怖いです。
謙遜はしない方がよい
昔、私の会社の仲間に、営業成績がとても良い人がいました。そして皆はそれを褒めるのです「凄いわねー」とか、「上手いわねー」とか、するとその人はニコニコ笑って『うんうん』と頷き、決して謙遜はしませんでした。逆に『もっと言って、もっと言って』と言うのです。その時はちょっとビックリしたのですが、彼女は知っていたのですね。「謙遜したり、否定したら駄目になる」という事を、もう30年位前でしたが。
自分の才能を伸ばしたかったら、決して謙遜はしないことです。そして自分で自分を評価しないで、他人が自分を高く評価したらニコニコして「あらそうかしら」などと受け入れて、その評価を膨らます事が大切です。
また、ネガティブな事は言わないこと。それを聞いた脳は反応して、そのように導いてしまいます。これは、自分に対してだけでなく自分の子供に対しても気を付けなければなりません。
子供に否定的なことは言わない
決して子供に向かって、「バカね」とか「ダメね」とか「あなたには出来ないわね」とか、否定的なことは言ってはだめです。
逆に、どんな小さな事でも褒めてあげる事が、その子供を偉大な人にするでしょう。
この様なことは、今はほとんどの人が知っているので、あまり子供を怒ったり、けなしたりする親も少なくなったと思うけれど、今度はただ褒めればよいというものではない。
ただ褒めるだけで終わっては、子供を我儘で自信過剰な駄目人間にしてしまい兼ねません。そこで、褒めた後は更に努力して、挑戦する事を学ばせなくてはなりません。その為には、何にでも興味を持たせるようにすると良いと思います。
その為には、自分(親)も一緒になってやったり、頑張る姿を見せることが良いと思います。
そして諦める事は何も生まれない事を知ることも大切です。
私が若い頃にこの事を知っていたら、と悔やまれるけど、唯 努力する事で成果を上げる事には、年齢は関係ありません。
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