狐の嫁入り行列の由来(これは新潟県の話し)

公開日: : 生活

「狐の嫁入り」といわれる怪火は、いろんな所に見られるらしい、けれど


今日の私の話しは、新潟県にまつわる「奇祭」です。


 


狐の嫁入り行列


新潟県東蒲原郡に「津川」という所があります。


その「津川」に「麒麟山」という山があり、また村があります。


昔、その麒麟山には、狐がいて、毎晩のように狐の声が聞こえて、狐火が見られました。(狐火というのは、狐が口から吐くという俗説に基ずく、暗夜に山に見える怪火、鬼火、燐火、等の類です)


津川には麒麟山にまつわる 狐や狐火の話しが数多く残っています。


昔は、村人の婚礼は夜にかけて行われ、辺りは暗く、提灯をさげてお嫁さんがお婿さんの家に嫁ぐ行列をしました。


この提灯の灯りと、狐火が並行して見えたため、「狐の嫁入り行列」は幻想の世界です。


しかし 親から子へ 子から孫へと言い伝えられ、狐火の多く見える年(狐の嫁入り行列の見えた年)は、豊作で縁起が良いとされていました。


 


奇祭 狐の嫁入り行列


毎年5月3日に行われる、金上稲荷大祭 のスペシャルイベント「奇祭 狐の嫁入り行列」は、


時代風俗そのままに、供侍、腰元、奴、旗持ち、提灯持ち、に守られた 狐の花嫁が黄昏の中を静々と、歩む行列は見る人を不思議な世界に、引きこみます。


そして、暗闇に赤々と燃えはじける篝火の中、狐の花嫁、花婿が船に乗り込み、対岸の麒麟山に渡る時、


麒麟山の峰に灯りがまばたき、川面に津川特有の川霧がたちこめ、。。。為息の出るような感動の一瞬、幽玄さに、酔いしれるひとときの、


「狐の嫁入り行列」はそんな不思議な魅力を持った祭りです。


 

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