北朝鮮の核ミサイル開発は なぜ止められないのか

公開日: : 時事

北朝鮮の核ミサイル開発はなぜ誰も止められないのか、という事が私は不思議に思っておりましたところ、先日NHKの「ふかぼり」の番組で、その様な話をされていましたので、参考にしてまとめてみました。


 


北朝鮮の「核ミサイル開発」は、止められないどころか、ドンドンその技術が進歩してきているのです。 そして 「ICBM大陸間弾道ミサイル」 を成功させました。


この「ICBM大陸間弾道ミサイル」とは、どういう物かというと射程5500km以上飛ぶ弾道ミサイルのことです。 つまり、発射地点から弾着点までの水平距離が弾丸や、ミサイルの届きうる最大距離が5500km以上ということです。


それは、ミサイルをアメリカまで到達させたいと思っている事だとおもいます。


北朝鮮のこういったミサイル開発を止める為に、北朝鮮に援助していた経済を 阻止しようと、武器の禁輸や石炭、鉄鉱石の禁輸など、お金の流れを止めようと各国で、10年も実行してきたわけです。 けれどそれらは何の効果もなくて、北朝鮮には何故かお金がたくさんあるのです。 それも外貨が多いとの事です。


それはどうしてなのか、理由を調べてみると大きな収入源が四つ程あります。


  その収入源について


其の一、 出稼ぎ労働者による収入です。 北朝鮮には出稼ぎ労働者が多く、約8万人居るとのことです。そしてその収入は、年1000億円程もあって、全て国に入れられているのです。


其の二、 銅像ビジネスです。 ご存じのように、北朝鮮には象徴として「金日成」が右手を掲げる巨大な銅像がありますが、その銅像が今 金脈に生まれ変わっているのです。 というのは、アフリカ諸国の各地に銅像の数々が目につくというのですが、その銅像は北朝鮮が請け負って建設しているもので、特に「セネガル」に世界一巨大な 「アフリカ・ルネサンスの像」 というのがあります。IMG_20170722_153503 この高さは50mもあり、アメリカの「自由の女神」像よりも大きいといいます。 これを建設したのが北朝鮮です。こういう巨大銅像を作ってアフリカ等に売る、その収入が20億円程だそうです。


其の三、 武器の部品の輸出が、年110億円あるという。


其の四、 サイバー窃盗、ハッカー などの収入が90億円以上という。


以上の様なビジネスをして、北朝鮮にはお金がたくさん入るのだそうです。それも外貨です。


だから制裁は何の意味もない訳です。やれば やるほど益々北朝鮮は いろんな収入方法を考えていくのです。つまり、大国が北朝鮮に制裁を加えても、その他の小さい国との交流がたくさんあり、決して孤立はしていないのです。


そして経済も良くなっているのです。 核ミサイル開発によって経済発展に繋がると国民に言っているのです。


  何の為にミサイルを開発するのか


それでは北朝鮮は そんなに努力して何の為にミサイルを開発するのでしょう?


それは、アメリカに対する抑止力をつける為に との事、 何故アメリカを恐れているのでしょう?


実は、「朝鮮戦争」がまだ終わっていないのです。


「朝鮮戦争」とは、1950年ー1952年の北朝鮮と韓国の戦争ですが、 これは、北朝鮮が一方的に韓国を攻めて、4日でソウルが廃墟になったというあまりにも酷い戦争で、その時 米国を中心に、この戦争にかかわった国が16カ国で戦闘部隊を派遣しました。


その時核戦争を恐れて、アメリカのトルーマン大統領は、1953年7月に 中国、北朝鮮、国連、の三軍の間で休戦協定が結ばれたのです。 ところが韓国の「李承晩」はこの協定が気にいらず、調印を拒否し、そのまま朝鮮戦争はまだ、停戦中なのです。だから、北朝鮮は今後アメリカが攻めてきたら それに立ち撃ち出来るように備えておく為の、核ミサイル開発なのです。


しかし、北朝鮮は本心はアメリカとの関係を良くしたい、と思っているのです。


それなら素直に穏やかな気持ちで、先進国の意見に同意して、仲良くつきあう様に話し合う態度を示し、意見を交換出来るようにすれば良いのにと思います。


 


アメリカの行動次第になるのかも知れませんね。  世界平和を望みます。


 

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