骨粗鬆症で背骨が圧迫骨折した場合の治療
骨粗鬆症は、骨密度のバランスが崩れて骨がスカスカになり、骨折を起こし易くなる病気です。 なぜそんな事になるのかというと、骨には 骨を形成する働きと、破壊する働きがあるのですが、若い時はそのバランスが保たれていて、ちゃんと身体を支え保護しているのですが、年をとってくると、特に女性は閉経により、女性ホルモンが減少すると、骨を形成する働きが弱くなり、逆に破壊する働きが活発になって、バランスが崩れてくるのです。そして骨密度がスカスカになって骨折しやすくなってしまうのです。
これは本当に怖いです、嫌ですね、そしてだんだん背中や腰が曲がってくるのです。 これを防ぐ方法はいろいろありますが、その前に、この骨粗鬆のため「圧迫骨折」をする事がよくあります。
そして、寝ている時などに背骨を圧迫骨折してしまうと、起きられなくなってしまいます。大変痛いし、動く事も歩くことも出来なくなってしまうのです。
そうなると寝た切りになってしまい、足などの筋肉も衰えて痴呆症にも繋がってしまいます。大変恐いことです。 そして今まではそうなって寝た切りになってしまうと治せないのが殆どでした。
ところが最近「背骨が圧迫骨折」した場合の治療が出来るようになり、更に強い折れない背骨に出来る治療を「聖路加病院の、小林信雄先生」が開発されて、その手術を受ける人も多いということで、話題になっております。
その治療は 「スーパードクターの最新治療」ということで、テレビで紹介されました。
最新治療「骨セメント療法」といいます。
圧迫骨折した背骨に医療セメントを流し込み、固める手術です。 ちょっと凄そうに思えますが、注射器で骨にセメントを注入し、約20分位で固まります、そうすると痛みが全くなくなり、すぐに歩ける様になる、ということです。 劇的に解消して、普通に歩けるようになるのです。非常にすばらしいです。
初めての受信は、事前予約が必要で、他院からの診療情報提供書(紹介状)が必要です。それを用意して、予約センターに電話します。03-5550-7120
費用は、入院費込みで、20万~25万円以内です ということです。
骨粗鬆症の予防と改善法
骨を丈夫にすると健康寿命を延ばす事ができます。
だから骨の老化防止には、やはりその為のホルモンがあるのですね。 その老化防止ホルモンを 「メラトニン」といいます。
このメラトニンが多ければ多いほど骨密度がアップして、骨折をふせぎます。
またこの「メラトニン細胞」は骨を壊す細胞をおさえる働きをします。 このメラトニンは、脳の中で作られるのです。そして、夜に多く分泌されるそうです。 また、抗酸化作用があり、認知症予防もするようです。
メラトニンを、十分に分泌させる方法
メラトニンは いつ分泌されるかと言うと、夜8時~朝4時迄の間のようです。だからこの時間はよく睡眠する必要があります。 そして朝太陽の光が「カギ」となります。
朝起きて、太陽の光を浴びた時間から、16時間後位に眠くなります。もし、朝7時に起きて太陽の光を浴びたら、その16時間後は夜11時なので、その時間に寝ると良いのです。また、朝しっかりと日の光をあびる時間は、20~30分以上です。
朝7時か8時がベストタイムでしょう。 しかもメラトニンは、睡眠を司るホルモンでもあるので、夜よく眠れます。
私は朝20~30分浴びる代わりに、家の近くをウオーキングして来ます。時間は40分で、約4000歩あるきます。毎朝これをやっております。運動を兼ねていいですよ。
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